<レーシングユース>
従来のレーシングオイルにおける不満点として、ライフの短さ(初期性能の持続性)が指摘されています。
また、連続した超高温状態において熱ダレによるパワーダウンも大きな問題です。 プロスペックシリーズでは、この問題を解消すべく改良を重ね、より理想に近づけたスペックを自負しています。長期間にわたる初期性能の維持とともに、より高度なレベルで「連続した超高温下でも体感性能が落ちないオイル」へ進化しました。通常あまりエンジンオイルでは使用されない密度の高い原材料をメインに構成することで、超高温状態でも油圧低下を抑制します。
更に、レース専用オイルでは従来重視されていなかった部分である、清浄系添加剤の高温での酸化安定性を強化したことで、耐久性が大幅に向上しました。
これらから従来より定評の高かった初期性能の体感レベルを大幅に引き延ばすことを実現しています。
<ストリートユース>
エステル系ベースストック材は、多くのレーシングオイルに使われ高性能オイルの代名詞とされています。
しかしながら、一部では「短命なオイル」と言われる声もあり、長期間での使用は不向きとの見解も存在します。
これはエステルベース材の中には、完全エステル結合せずに余分な酸を残していたり、構造上で弱い結合部分が持っていたり、使用する脂肪酸が酸化に対して極端に弱いなどの材料も存在するためと推測されます。
これに対して、発売当初よりエステルにこだわり、常に最良の材を選択することで過酷な使用条件下での長期間での使用に耐えうる性能を実現しています。そのため、急激な温度変化にさらされるストリートユースにおいても通常の交換サイクルで使用可能なオイルに仕上げています。
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